人気blogランキング今日は昨日に引き続いて、雪の話である。
昨日分のコメントでのやりとりのように同じ雪の日なのに
岐阜や滋賀の余呉などは積もっているのに、大津市は積もっていないという話があった。
今日はそれを解明してみよう。
むかし、大阪支店へ本部から送ったブツが早朝に到着しなかったことがある。
そのリカバリーへの応援要請が本部にあって、私を含めた数人が急遽大阪へ出張したことがあった。
1月か2月の雪がある頃の話で新幹線に乗って行くと、関ヶ原から滋賀県の彦根を過ぎる
あたりまで雪景色だったのが近江八幡まで来るときれいに雪がなくなった。
これは雪雲の飛んでくる風向きが関係している。
日本の雪は西高東低の気圧配置のときに降ることが多い。
西から季節風が日本海を越えてくるときに大量の水蒸気を含む。
その湿った空気が冷えた陸地や日本の脊梁山脈に当たり、冷やされて雪になって降るのである。
今年の正月に中国から帰ってきたとき、韓国上空まではきれいに晴れて地上も良く見えていた。

ところが日本海に出て少し経つと、ぐんぐん雲が増えて海面が全く見えなくなった。
羊の大群がいるかのような状態になった。その間ほんの15分ほどだった。

韓国から日本海に出たところは冷たい寒流が流れているので水蒸気の発生は余りないけれど、
少し行って暖かい津島暖流が支配するようになると、大量の水蒸気が発生する。
暖かい水から湯気が発生するのはお風呂や寒い朝の川面などで見たことがあるだろう。
それゆえこのように大量の水蒸気すなわち雲が発生するわけである。
で、今度は風向きである。写真のように西から東に向けて風が吹くときに雲が発生する。
すなわち西高東低の気圧配置なのだが、台風でもそうだけど、
北半球では反時計回りの風向きになるため、風向きはだんだん北向きになる(のだろう)。
そんなわけで北風というよりも北西の季節風になっていく。
それを日本地図に落としてみると・・・

ここで見て欲しいのが日本海とそれぞれの地域との距離である。
単純な直線距離ではなく、風が通過する距離だ。
風が通過する一定距離の間で湿った空気が雪に変わる。
そして雪を降らしてしまった後は乾いた空気になるので晴れてしまうわけだ。
だから北陸や岐阜・滋賀県北部は雪でも滋賀県南部は京都の北山で降ってしまうので
積もらないということになるのだ。
これが一般的な雪のメカニズムだが、まれに滋賀県南部や三重県、東京など太平洋側で雪が積もることがある。
それは太平洋南岸を低気圧が進むときに寒気が来たときである(南岸低気圧)。

こういうときは東京などでも大雪になって交通を麻痺させる。
2.26事件のときもそうだったそうだ。
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今年は雪降って欲しいです。
昨日はみぞれが降りましたよ。