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今回峠コレクションにアップした「白鳥峠」ですけど、白馬につながるネーミング上の面白さがあります。

白馬はご存知?のように山に積もった雪が解けていろいろな形代(かたしろ)が山の斜面に現れたものです。それが農耕(苗代を作る)の時季を知らせます。馬の形になる「代馬(しろうま)」は残雪ではなく、雪が解けた黒い部分だそうです。ですから元々の意味からすると「白馬」はありえないわけです。それでも表意の「しろうま」に漢字の「白馬」をあてると、こんど漢字読みになったときは「しろうま」というより「はくば」と読んでしまって変化していったわけですね。

同じような地名で「白鳥」があります。漢字を読むと「はくちょう」か「しらとり」です。教育界では若山牧水の歌『白鳥(しらとり)は哀しからずや空の青、海の青にも染まずただよう』でしょうね。あれがあるのでたいていは「しらとり」って読んじゃいます。ほかにはマンガ「白鳥麗子でございます」でしょうか。岐阜県内でも白川郷の白川村(しらかわむら)、白川町(しらかわちょう)や東白川村(ひがししらかわむら)など「しら」地名もけっこう多いです。

それだけに岐阜県内の営業店白鳥支店(しろとりしてん)">白鳥支店(しろとりしてん)と読むことがわかったときの衝撃は相当なものがありました。もちろん当時白鳥町(しろとりちょう)も現役でしたから「しろとりちょう」と読むのだと認識した次第です。ではこの「しろとり」はなんで「しろとり」か?というと「しろうま」と同じ形代(かたしろ)から来たものと思われます。苗代を作るのに「しらとり」では意味を成しませんからね。諸説では「白鳥伝説」もあるらしいです。

それでは今回の「白鳥峠(しらとりとうげ)」は何ぞや?私ははじめ「しろとりとうげ」と思っていましたが、路傍のラブホテル「白鳥山荘」のローマ字「HOTEL Siratori Sansou」を見て「しらとり」と気づきました。



しかし、それ以外あのあたりに「白鳥」地名は見当たりません。「白鳥隧道」もルビは振ってありません。しかしウイキペディアでも「しらとりとうげ」だし、道の名前も「府道28号・小倉西舞鶴線」より「白鳥街道」の方が一般的なのだそうです。

そもそも「白」を「しら」と読むのは「白河の関」「後白河」「白拍子」など幅広くあります。それと同じ流れで京都の「白鳥越え」があります。地名語源辞典でも「しら」は「白い」の意味とのこと。また地名用語の「しら」には「斜面」を意味する解釈もあるようです。変じて「しろ」と読む方も「城」「四郎」などの転もあります。

ああ、わからなくなった。けっきょく各個撃破しかないようです。

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[2018/10/21 15:42] | TB(0) | CM(2)

白馬に白鳥

岐阜県の最高峰・笠ヶ岳に現れる白馬は、まさに残雪による
白い馬だそうですね。
5月の中頃から下旬にかけて見られ、実際「代かき」の合図にされてたとか。
長野県の白馬は 「代馬」ですが、岐阜県のは正真正銘の「白馬な代馬」。
まあ、どっちが価値あるかなんてことは問題にしてはイケマセン。
どちらも昔から地元の人たちに愛されてきたんですから。

私が気になるのは、岐阜県郡上市白鳥町(しろとりちょう)にある 2つのスキー場。

「ウィングヒルズ 白鳥リゾート」
と、
「スノーウェーブパーク白鳥高原」。

前者は「しろとりりぞーと」で、
後者は「しらとりこうげん」。

同じ「白鳥町石徹白(いとしろ)地区」
にあるスキー場なのに・・・

都会の人的には 「しらとり」なんでしょうかね。
旧郡上藩の私としては 本来の地名である
「しろとり」を推します。

[2018/10/23 00:37] とまぢふ [ 編集 ]

親会社

できた順番では、いとしろ→白鳥高原→白鳥リゾート
です。しかし結果は見事に逆転してます。

これは親会社によるものでしょう。
白鳥高原→スカイランド(東京本社?)
白鳥リゾート→アルペン(名古屋本社)

地元企業ほど読みも地元志向にするでしょうが、
首都圏から見た他地方は一般受けする読みで行くと思います。
だいたい「しろとり」と読むなんて知らんでしょう。

[2018/10/23 19:58] 峠おやじ [ 編集 ]

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