久々の地名ネタです。
本日アップした峠コレクションの「水越峠(みずこしとうげ)」。大阪と奈良の県境で金剛山と葛城山との鞍部にあります。峠といえば、そこで水が双方向に流れ出す所であり、分水嶺だったりするので、水越峠なんてのは、結構ありそうなネーミングです。

しかし、ここは麓の地名がちょっと変です。大阪府千早赤阪村(ちはやあかさかむら)水分といいます。千早赤阪は楠正成が鎌倉幕府軍を撃退した千早赤坂城の戦いで有名です。しかし麓の地名「水分」って何でしょう? ふつうは峠で水が分かれますから「分水」ならわかります。でも読みが「みずわかれ」ならともかく「すいぶん」って読むのだそうです。読みを調べた時点で完全に首をひねりました。



2番目の謎です。峠の両側にある川の名前が両方とも水越川なのです。峠で分水しても同じ名前ってのは見たことがありません。峠を越えてみると、もうひとつ謎が出てきました。奈良県側の中腹に水分神社、がありました。大阪側の麓の地名と同じです。

そこで2.5万図を確認してみました。水越峠から金剛山へ向けて道を辿ると、両側にある水越川が途中で一緒になるではありませんか! 実はここが分水している地点なのですね。

水越川は金剛山に源を発し、途中で分水して、大阪と奈良へ流れ下っているのです。分水すなわち水分かれ。これが大阪側の地名「水分(すいぶん)」のネーミングの元だったのです。

水越川はやがて千早川になり、石川となり奈良から来た大和川に合流します。奈良県側に下った水越川は葛城川と合流し、最後は大和川となって大阪へと流れていきます。

つまり分水しても最後は同じ大和川になるということで、峠を越した水が最後は同じ川になるため水越というネーミングの峠になり、川も同じ名前になったものと思われます。

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[2016/07/02 22:59] | TB(0) | CM(0)

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