私が自転車を始めたきっかけは高校時代のスランプ(心の病に近い)でした。岐阜県でトップの進学校でした。生徒会活動が盛んだった中学とは違い、毎日営単語のテストがあり、豆単(旺文社のポケット版英語辞典)が座右の銘。中学の恩師から「あなたは凝り性だから高校ではクラブ活動はしない方がいいでしょう」のアドバイスを真に受け?高校でも自宅部(^^;)でした。

そんな寂しい私がなぜ自転車に向かったのかはよくわかりません。たぶん自転車通学していた気軽さと一人でも楽しめることがキーポイントだったのでしょう。小学校時の趣味が地図というくらいの地理好きだったことも結びつく要素だったでしょう。すでに小四のときに四段変速のスポーツ車は買ってもらい、サイクリングの真似事はしたことがありましたし、自転車通学をしていたからでしょう。

とにかくスランプからの脱出策がドロップハンドル車になったようです。なぜそうなったか詳しい経緯は覚えてません。そこで行った自転車屋さんが自宅から二番目に近い自転車屋さんでした。そうそこが偶然師匠のお店でした。



初心者の私に店主(師匠)はサドルの高さとかタイやの空気圧など基本的なことを伝授してもらえました。それらのやり取りが妙に新鮮でしかも理論的に思え、いっぺんにファンになってしまいました。

師匠のお店は当時では珍しい?(レースの方がもっと珍しかったかも)ツーリング志向のお店でした。そのお店では私と同年代もしくは下の少年たちがいつ行っても複数たむろしてました。彼らの話題は自転車のメカ(主に部品・銘柄)のことばかりで、初心者の私にはチンプンカンプン。自転車以外の話題で勉強の話は全くなし。ハッキリ言って別の人種のようにも思えました。



それでもなんとか彼らの話に加われるよう入門書や専門誌を買って必死で知識を仕入れ、自転車に関しては何とかわかるようになりました。実際に走るのは単独行が多かったですが県内ラリーや元旦サイクリングなど自転車屋さんの行事にも参加しました。

当時は分解した自転車を列車に持ち込み、旅先で組み立てて走る輪行(りんこう)が始まったころで元より時間のない私は輪行で中山道を諏訪まで走ったりしてました。当時の輪行車の名車というとアルプスクイックエースという今では幻になった自転車でした。

アルプス・クィックエース

アルプスクイックエースを手に入れるなら東京か京都の自転車屋さんにしかありません。私はそれが欲しくて進学先は東京か京都にある大学と決めていました。そして希望通りの大学に進学し、創立9年目のサイクリングクラブに入部(一昨年
周年を迎えました)、もちろん自転車はアルプスクイックエースを手に入れました。初めての部活もこうして始めました。

学生時代くらい楽しかったことはありません。四年間の濃密だったこと・・・それに対して就職してからの人生の速かったこと。速かったこと。おかげさまで定年まで勤め、身分が変わって引き続き働きに行っています。ちなみに会社訪問の役員面接ではドロップハンドルの利点を質問されました。口頭では納得してもらえなかったので図を書いて説明しました。おかげで就職が決まったようなものでしょうか?

考えてみると、師匠に出会ったおかげで進学先やその後の人生が決定したようなもので二重三重の恩人です。まったく足を向けて寝られません。

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[2015/05/03 09:40] 自転車 | TB(0) | CM(0)

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