心待ちにしていた岐阜地理学会の会報が届きました。
昨年12月1日にパネリストを務めたシンポジウムの内容などが載せられています(シンポジウムの写真はこちら)。




この会報に載せたのは発表要旨です。いちおう全文載せておきます。

『  峠越えと地図(自転車で峠越え、2300峠への軌跡) 名和 博
 私は高校時代に本格的なサイクリングに目覚め、旧街道を探索。大学時代に日本全国を走りました。就職後余裕ができてからHP・パソ通から自転車を再開。主に峠越えに特化して活動。通算2300峠以上に足跡を残し、現在進行中です。

 小学生の頃から地図好き少年だったこともあり、高校生でサイクリングに目覚め、旧街道探索にはまりました。高校時代に図書館にあった「五街道細見」をノートに写本。ルートを5万図に落とすという手法で中山道の西半分を走破しました。

 大学生時代に「信州の峠」という本に載っていた峠道から見た日本アルプスの風景が見たくなり、1974年3月下旬に出かけました。信州はまだ早春、登りにかかると路面に雪が現れました。雪道に難渋し、峠に着いたのは17時でした。

 下りも雪道でスピードは出ないし、辺りはドンドン暗くなります。下方には集落の灯りがチラチラ見えます。そこへ持参した20万図には出ていない分岐が現れました。入り込みはしませんでしたが、次に現れた分岐が下の集落へ下りていく道のように思えてつい入ってしまいました。進むにつれ、道は細く険しくなり、最後は崖になってしまい、戻るしかなくなりました。振り向くと、とんでもない山道でした。そこで山中に自転車を置き、単身で分岐まで戻り、そのまま麓の集落まで歩きました。20時を回っていたでしょうか?最初に目に付いた家の戸をたたき一夜の宿をお願いしました。いい加減な地図を持つと遭難しそうになるという悪い例でした。地図は詳細なものが必要です。

 全国の峠をしらみつぶしに越えているとターゲットがなくなってきます。そこで通常の地図に載っている峠だけでなく、山地図に載っている峠とか旧街道の文献から峠を探すなど高校生のときの手法を復活させました。「歴史の道 調査報告書」は昭和53年度から昭和58年度まで5ヶ年計画で全国的に行なわれた調査報告です。今では廃道となっている峠も多いでしょうが、マイナーな峠を発掘するにはいいツールです。手法としては高校生当時と同じで地図と首っぴきでルートや峠を探すわけです。

 現在は電子時代です。地図もパソコンやウェブからダウンロードできます。また車などGPSを利用したナビが花盛りです。しかし利用するなら国土地理院の地図の方がわかりやすいです。スマートフォンはGPSで地図を表示する機能が秀逸です。なかでも地図ロイドというアプリは国土地理院の電子国土の地形図をAndroidで閲覧するためのアプリですから自分の位置を知るためにも使いやすいツールだと思います。』

発表はパワポ(パワーポイント)でレジメを作り、パネルに映し出して発表しました。写真付きのレジュメはHPに載せたいと思います。

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[2013/06/04 00:13] | TB(0) | CM(0)

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