2009-11

森林事業

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昨日、日本は今まで内需拡大政策といったらダムとか道路といった土木工事ばかりやってきた。
国土的な政策なら森林事業でしょう。
と書いた。

その森林事業について取り上げてみよう。
私の主張は「緑のダムこそ国家事業」「間伐促進法「治山治水」に書いたように植林したまま放置した人工林の間伐、手入れである。山道の峠行きなどで山にひ弱な木ばかりがどれだけ多いことか。そしてその林の下には下草もないむき出しの斜面が多い。

こんなところは雨が降っても保水力はなく、ちょっと大雨にでもなれば土砂崩れが起きやすい環境になっている。しかし間伐をすると残った木は太るし、間伐されて光が入る隙間には草木が生え、下草が生える環境にもなる。

皆伐したあと放置しておくと、平地などで土が残っていれば、まず草が生え、それが陽樹、陰樹というように植物の遷移が起こる。ブナ・カシなどの陰樹が最終形となるのだ。

戦後建築用材として大量に植林された杉・ヒノキ。これら針葉樹は浅根性のため、土壌の表層が脆弱になりやすい。しかも間伐しないとさらに弱い森林となってしまう。できれば広葉樹の方が落ち葉や根など保水力・土壌のためには良い。

かといって現在ある杉・ヒノキ林を皆伐して宮脇方式のようにわざわざ広葉樹を始めとする多岐にわたる樹種を大量に混植・自然淘汰させるというのも勿体ない話だ。

最近よく行くトンネル上の旧峠の場合、道・舗装という皆伐以上の環境だったのにわずか10年ほどで周りから草木が繁茂するほど、この日本は多雨で植生が再生しやすい。だから道路のような優しい環境なら自然治癒力はけっこう強い。だから放置しておいても大丈夫だろう。もちろん最終遷移した形の原生林になるにはさらに長い時間がかかるのは当たり前である。

宮脇方式も皆伐環境になった足尾とか襟裳のように土壌までなくなったところなら極めて有効であろう。しかし現在の杉・桧林なら多めに間伐してやるだけでも自然が再生してくれる。ブログ「林野庁の林業暴走」では林野庁の存在が洪水を引き起こしているとまで言い切っている。

一番良いのは原生林を開発しないこと。開発されてしまった所はできるだけ自然林に近くなるよう間伐をしていくことである。ほんとの森林事業は木材生産ではない。国土の保全である。植林も最低限で良いのではないか?

間伐が大切と思ってもらえた方はクリックしてくださいね〜
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窓際銀行員・峠おやじの「ぼやき日誌」。自転車で弐千峠を達成した不良中年。

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